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ファッション雑誌(ファッションざっし)は、ファッションを主なテーマとして扱う雑誌である。
概要
現在日本において、年齢と性別、生活・収入レベルやそれらがもたらす読者別のファッションの傾向によって数多くのファッション雑誌が発行されており、特に1980年代後半のバブル景気以降はそれがさらに細分化していると言われている。しかしその分消えていく雑誌も多く、近年では老舗女性ファッション雑誌といわれた『Olive』(マガジンハウス)や『mcシスター』(当時の婦人画報社、現・アシェット婦人画報社)が次々休刊した。インターネットの普及により『ef』(主婦の友社)がデジタル媒体に移行したような例もある。
洋服や装飾品だけでなく、ライフスタイル全般にその対象を振ったファッション雑誌も多い。『アンノン族』を生み出し、従来の物見遊山型でない女性の国内旅行を定着させた『アンアン』・『non-no』などが女性の若者文化に大きな影響を与えた。近年は不況の長期化、情報源の多様化などにより、女性ファッション誌ではファッション情報に特化した実用性を求める傾向が強まっているが、近年は男性ファッション雑誌に文化記事を重視する傾向が目立つ。ファッション記事やグラビアよりも若年サラリーマン向けのビジネスノウハウ記事が目立つ『GQ JAPAN』や、逆に、自動車雑誌であるものの、ファッション記事にも多くのページを割く『NAVI』のような雑誌もある。近年「ちょい不良(ワル)オヤジ」等のスタイル提案で知られる中年男性ファッション誌『LEON』(主婦と生活社)のように、単なるファッションだけにとどまらず、スタイルや生き方にまで及ぶ流行を生み出そうとしている雑誌もある。
2000年代に入り、ファッションの多様化が進む一方、活字媒体全般にわたり不調と言われている2006年現在、パンク・ファッションやストリートファッション、モード系など個性や先鋭的なセンスを打ち出す雑誌は一部に根強い支持があるものの、全体としては男性誌・女性誌ともに実利的な異性受け(「モテ」と称される)するファッションを重視する傾向が強まっている。10代後半から20代の女性向けファッション雑誌というカテゴリで圧倒的に強みを持つ『CanCam』がその代表格であり、近年ではその専属モデルである押切もえ、蛯原友里が誌面で着用した服は、即完売するという影響力をもった[1]。
年譜
1867年 アメリカ合衆国で『Harper's BAZAAR』創刊。
1893年 アメリカ合衆国で『ヴォーグ』創刊。
1905年 『婦人画報』創刊。国木田独歩を初代編集長として創刊された、日本で最も歴史ある婦人総合誌。
1936年 『装苑』創刊。当時は洋裁の専門誌としての性格が強かった。
1954年 日本初の男性ファッション雑誌『MEN'S CLUB』創刊。
1958年 『家庭画報』創刊。
1971年 『non-no』創刊。旅行特集で前年創刊の『anan(アンアン)』とともにアンノン族現象を引き起こす。
1971年 『POPEYE』創刊。従来の男性誌と一線を画す、カタログ風の実践的内容であった。
関連サイト
参考サイト